A:
電流値に関係なく、周波数測定、瞬停検知をするため
CT(カレントトランス)は電流を計るのに便利な部品です。
回路を開かずに中心の穴にケーブルを通すだけで測定できます。
クランプテスターを使っている方も多いでしょう。
CTを使うにあたって、絶対端子を開放してはいけない。
下手すると壊す恐れがある。
必ず抵抗で終端するか、計器に繋いでから通電するように。
と厳しく指導された方もいるかと思います。
それが抵抗じゃなくてダイオード、まあ開放じゃないようだけどどうしたことでしょう。
CTの穴に交流電流を流すとそれに比例した電流がCTに流れます。
1:1000のCTなら1Aで1mAです。
100Ωで終端してあると0.1Vを取り出せます。
1kΩで1V
10kΩは10V
100kΩで100V (壊れます)
1MΩで1kV(最早開放です)
今回はそうじゃなくって
0mAなら0V
10mAで5V
100mAで5V
1Aで5V
以下CTの限界でも5V
となってほしいのです。
それにはダイオードの非直線性を使うのが一番です。
「CTは必ず抵抗で終端」
という常識の蓋をずらすことも開発には必要です。