Q7: Sheet 1/2:C1 CTは普通抵抗でターミネートするのになぜかダイオードがつながってます。

どんな意図でやっているのでしょう?

A:

電流値に関係なく、周波数測定、瞬停検知をするため

CT(カレントトランス)は電流を計るのに便利な部品です。

回路を開かずに中心の穴にケーブルを通すだけで測定できます。

クランプテスターを使っている方も多いでしょう。

CTを使うにあたって、絶対端子を開放してはいけない。

下手すると壊す恐れがある。

必ず抵抗で終端するか、計器に繋いでから通電するように。

と厳しく指導された方もいるかと思います。

それが抵抗じゃなくてダイオード、まあ開放じゃないようだけどどうしたことでしょう。

CTの穴に交流電流を流すとそれに比例した電流がCTに流れます。

1:1000CTなら1A1mAです。

今回はそうじゃなくって

となってほしいのです。

それにはダイオードの非直線性を使うのが一番です。

CTは必ず抵抗で終端」

という常識の蓋をずらすことも開発には必要です。