望ましいUPSの残量表示はどのようなものでしょうか?
はっきり申し上げます。2次電池の残量は正確に測定できません。
温度で変わる
バッテリーの経時変化で変わる
放電電流で変わる
端子電圧と残量が比例しない
設置して3年間無事故で過ごした電池式UPSが停電時の供給する電力などまるで「ロシアンルーレット」です。
未だ、残量はあると言っても、次の瞬間落ちるかもしれないのです。
⇒どうしましょう?
残量を完璧に自己測定できます。
10UPSの貯蔵庫はELDCです。
ELDCは容量がとても大きなコンデンサーなので、特性上は電池でなくコンデンサーとして扱えます。
ファラディ―の法則
Q = C * V
が適用可能なのです。
経時変化はあります。
Cが変化します。
でも、このシステムは静電容量も自己測定できるよう作られています。
簡単に言えば、1Aで1秒充電したときの端子電圧変化を読んで1V変われば1Fと、原理そのものを利用し、その時点でノ静電容量を計算し、
E = ½ * C * V^2
で貯蔵電力を求め。
さらに、過去1分間(デフォルト)の供給電力から残量がなくなる予想時間をレポートするのです。
妥協はありません。
正確無比です。